寒いから内窓をつけたいのだけれどというお客様のご相談をいただきました。
内窓は確かに窓の断熱化工事としては コストパフォーマンスよく温かさを実感いただける商品です。
しかし、やはりデメリットもございます。
最大のデメリットが 窓を2階開けなくては 換気や外に出ることができないということではないでしょうか。
今回設置予定の窓は ベランダへ出る窓。
窓を開けることを考えると まず 内窓のクレセントを解錠し、室内から見て左側の窓を開け、外窓のクレセントを解錠し外窓を開ける。ということになります。
が、内窓をつける窓枠が広ければ内窓を中途半端に開けて外窓の解錠ができますが、内窓が外窓とぎりぎりのところに取りつけるような場合、外窓のクレセントが内窓にあたるために 内窓をしっかり開けて 何とか外窓のクレセントが回る状態になるため結構面倒になります。
そのばあい、クレセントを短いものに変えるということもできますが、 今回はもう一つご要望があり、吐き出し窓なので 開けるのに少し重くなりますので オプションの把手を取り付けたいということです。
把手をつけてしまうと、室内から見て左側の障子は外側にあるため、内側の障子にあたる手前で止まるようにする必要があります。
そうなると、内窓と干渉して 外窓のクレセントは回りません。orz
じゃあどうするか?
内窓の 右左を入れ替えてしまいました。
特注での対応ができるのですが、本来左の障子が部屋の外側、になるのですが左側を部屋の内側にすることで把手が右側の障子に干渉することはなくなります。
そうなると、右側の障子も確実に外窓の障子のクレセントと干渉しない位置で止まります。
外窓のクレセントが回る空間も 確実に確保できます。
内障子は把手がついているので 軽く開けます。
内窓のクレセントは普通と反対の位置になりますけどね。
しかし、これで、お客様のご要望に応えられたと思います。
ちょっと 発注方法をくふうしたら、ちょっと使い勝手の良い内窓をつけさせていただけました。
ただ、通常 室内から見て右を開けたいという方には対応できない方法になります。
右側の障子は通常の把手のままにしております。こうすることで普通に引き違いができます。
K様
この度も当社の提案を採用いただき誠にありがとうございました。
気持ちよく開けられると言っていただけて 良かったです。
今後ともよろしくお願いいたします。