窓を開けたら、ガタン!と言って閉まらなくなってしまったので見てほしいと言われ伺いました。
ミサワホームさんの築30年ほどになりましょうか。使われているサッシは命じ!と言って閉まらなくなってしまったので見てほしいと言われ伺いました。
ミサワホームさんの築30年ほどになりましょうか。使われているサッシは明治アルミというブランドのサッシになります。いまは、もう聞かないですね。今は三和シャッターに吸収されてしまった会社になります。
さて、サッシを確認しましたところ ダブルハングと言われる上のガラスと下のガラスが上下にスライドすることで喚起ができる窓になります。
明治アルミのこの窓は 上下中央部に歯車がついていてその歯車で上下の窓が連動しています。
で、現場の窓なのですが、この歯車が破損したことにより上の窓が下がってしまい、悪いことにかみこんでしまって上げることも、下げることもできない状態になっていました。
障子をはずして歯車だけを交換すれば何とかなるのかもとは思いましたが、障子を外すためには下のサッシを上にあげたり、上のサッシを下にずらしたりできないと外すことができないため、動かないとなるとどうしても一部解体するしかありません。
お客様にご説明して、何とかしたら部品交換は可能かもしれませんが、その部品を交換することでほかの部分の交換も必要なこと、この部品を交換してもプラスチックを可動部に多用しているのでまた 違う部分が破損する恐れがあることをご説明して カバー工法で新しい窓へ交換するご提案をさせていただきました。
ご提案は、YKK APのマドリモ アルミ樹脂複合タイプの片上げ下げといい、今までは上の窓を下げると下の窓も上がり真ん中で上下が重なって止まる窓でしたが、今は各社この窓がなくなっているので、上の窓は固定され、下の窓だけが上に開く窓になります。
本当は 樹脂窓をお勧めしたいところではありますが ミサワホームさんのこの年代の窓は壁厚が薄いため樹脂窓だと室内側に飛び出してしまいます。
ご承諾いただき、工事をいたしました。
まずは 古い窓を解体。やはり、障子を外す際にほかの部分を壊す必要がでて、思った以上に大変でした。
解体して、外枠だけが残った状態から 新しい窓枠を入れて納めます。
室内側は、樹脂製のカバー用の窓枠を取り付け既存の窓枠に向かってきれいになるよう納めます。
現場は2階の窓ですが、マドリモなら 室内側からの工事で完結しますので足場を組む必要もありません。これって重要で、少し前は室外側から工事をする必要があったので この窓のために足場を組み立てる必要がありました。足場代だけで 5万くらい請求することになりますからコスト削減ができているといえると思います。
せっかく、窓をきれいにしますので、朝日が当たって熱いというご不満も Low-eガラスを使うことで対応させていただきました。
当然、冬の寒さにも対応できます。
S様
この度は当社へご相談、ご依頼いただき、誠にありがとうございました。
本当はその場で治ればよかったのですが、治らず新しい窓の入荷までご不便をおかけしてすいませんでした。
しかし、完成後にきれいに収まったと喜んでいただき うれしかったです。
この先も ご不便な窓、ドアのご相談をしていただきますよう よろしくおねがいいたします。