依然工事をさせていただいたお客さまより お隣のお家が玄関を変えたいそうなので相談にのってあげて。とご紹介をいただきました。
最近、こういうお話が多く大変ありがたく思います。
伺いましたところ 築45年のお家で 昔の木目調フラッシュドア 高さ1800㎜に 子扉と反対には袖FIX 上には欄間という立派な玄関でした。
お客様にお聞きすると、ドアクローザーが壊れているし しまりも悪くなってきたし、鍵も心配になってきたから交換をしたいとのこと。
お母さんが一人暮らしなので どこまでご提案したんのかと思案いたしましたが、ここは誠実に 高いのら安いものまであり、採風ができるもの、鍵がリモコンで開くようなものまでいろいろございますから 十分にご検討ください。と見積も数種類提出させていただきました。
当社のスタイルとしては やはり 良いものが在るのならそれは必ずきちんと話をいたします。
お客さまがいらないというだろうと説明しない会社様もおありのようですが、それはお客様に対して失礼だと思うからです。
あくまで 選ばれるのは お客様ですから。
結果、断熱仕様の採風付で リモコンキーが便利そうだからこれにしたいといわれました。
ここで、初めて こういう機能をつけるとこれくらいの金額になってかなり高額ですけど 大丈夫ですか?
次回、選んでいただいた画像でイメージを作りますので お子さまと話をしてください。
と伝えまして イメージ図を提出させていただきました。
イメージ図も 作製が大変で 当社は専用のソフトで工事前と工事後のイメージを作成させていただいているのですが、今回のような 片袖親子というドアのイメージがソフトには入っていないんですorz
仕方ないので 合成して作りますよ。
完ぺきとはいかないまでも なんとなくのイメージは膨らませてもらえるように 奮闘いたしました。
提出の結果 C11型 キャラメルチークにてご採用いただきました。
が、この現場、一つ問題があったのです。
当然最初の確認の時にわかっていたことなのですが、工事をするためにはとても重要な問題が。
写真ではちょっと理解しにくいですが、新築当時 大工さんが下足箱を作っていかれたようですがその下駄箱が玄関にぴったりとくっつけられているではありませんか!
しかも、その後 玄関ホールの床だけ貼り増しをされていて下駄箱が埋まっている!
もうこの下駄箱は壊す以外に外せません。
でも、この下駄箱を外さないと 袖部分の下のガラスは外せません。
ん? 新しいドアの袖硝子も後からはめられない??
計算機片手に 新しいドアの袖FIXの中帯の位置を出して 確認しますと 何とか下駄箱の上端と中帯の上端が一致しますので下のガラスを入れた状態で納めればどうにかなると、、、、。
いざ、工事です!
外せないガラスは 外から割って撤去して解体は事なきを得まして、下駄箱の天板が10㎜程干渉することがわかっていたので その部分だけを丸鋸で加工しまして、新しい玄関ドアの枠を取り付けします。
どうにか取り付けビスも打ち込み 収まりがつきました。
結構 イメージ図通りになったかと思います。
袖部分に使わせていただいているガラスは 標準では一般複層ガラスが選択されてしまうのですが 当社ではお客様に説明して 必ず防犯合わせガラスを使用しております。
玄関ですよ!割られたなんて言ったら シャレになりませんので。
本体扉の 真ん中のスリットガラスの部分が パカッと室内側に開いて通風ができるようになっております。
この通風のスリットは扉の戸先側を軸として40度ほどしか開かないため。開けていても室内を除かれることがないように配慮されています。
ちゃんと 虫が入らないように網もついていますのでご安心ください。
M様
リモコン玄関錠をきちんと使っていただけて安心いたしました。
出来上がりにご満足いただけて 良かったです。
工事に満足頂いて さらに追加の見積依頼までいただき 恐縮です。
今後ともお付き合いをお願いいたします。