カーポートの屋根がバキバキに割れてしまって老いるので交換したいというご相談をいただきました。
確認に伺うと本当に バキバキで台風が来たら飛んでいきそうな状態になっており、すでに屋根の役目ははたしていない状態です。
TOEXの古いカーポートになります。このころのカーポートやテラスの屋根材は アクリル板になっていますので古くなると紫外線で硬化してしまい 割れやすくなります。
下から覗いてみて 白いヒビ割れが いたるところに出てきていたらそれはアクリル板の寿命のサインです。
そのひび割れが進行するとこの現場のようにバキバキに割れてしまいます。
多くのカーポートやテラス屋根はパネルの抑え材の真ん中にビスが連なっていてそれで抑えているので、その抑え材をビスを抜いてパネルを外して戻せばいいのですが 一分のTOEX商品はこの抑え材が 樹脂製で溝にたたきも込むタイプになっています。
これが少し厄介で、たいていこの部品も経年劣化しており、外す際に割れたり 消えたりしてしまいますので全量交換となります。
古い抑え材とパネルをすべて外し、屋根材をアクリル板から、劣化しに憎く 丈夫なポリカーボネート板に交換します。
やり始めてしまえば、交換自身は非常に早く終わります。
さて、今回はもう一か所 割れているということで交換になりました。
玄関ポーチの上につけられた アーチ型の屋根。
こちらも アクリル板で施工されていたため 割れてしまっています。
写真ではわかりにくいですが 多くのひび割れが見られます。
しらべたのですが残念ながら 当社の力では メーカー等がわからず、外し方も外観では今ひとつわかりませんでしたが、パネルの寸法だけは何とか計測して あたらしいポリカパネルを持ち込みました。
とにかく、考えられるビスを外してばらしていきます。
構造を考えながら、慎重に外すと、半丸の部分が2つに分離して外れました。
これをばらして ポリカパネルを半丸にそらせながら組み立てなおして もとに戻します。
エクステリア商品は、主要サッシメーカー以外にも様々なメーカーがあるため 調べきれないことがたまにありますが、その中でも難易度の高い商品でした。
交換後は 透明度も高くなり、非常に明るい玄関前になったかと思います。
Y様
この旅は当社へカーポートの屋根の交換のご相談をいただき誠にありがとうございました。
交換後、我々からすると何でもない きれいになった状態に感動していただき 非常にうれしく思いました。
これで 風が吹いたらどうしようというお悩みが薄らいだかと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。