以前、玄関のリフォームをさせていただいた際に何気なく屋根を見上げると、ポッカリと穴が。。
軒天といわれる屋根がひさし状に出ているところが腐って穴が開いてしまっています。
　お客様に確認すると、一度施工業者が見たんだけど、屋根の水があそこでオーバーフローするから。と言われた。とのこと。
　私の経験上　それはないと思い後日　はしごをかけて確認しました。
　当社の協力業者の瓦屋さんにも一緒に行ってもらい確認しましたが、どう見ても補修が必要ですし、樋の形状でのオーバーフローではないと判断しました。
　施工不具合なので　施工業者に直してもらうのが一番いいのですが残念ながらその業者は倒産してもうないとのこと。

当社で直せるなら　直してほしいというご依頼をいただき、施工させていただきました。
　一昔前なら足場もかけずに、、、という業者も多かったのですが、やはり安全第一です。
　足場を欠ける作業から始まります。
　足場を掛けたい部分にテラス囲いがあったため　一度屋根部分を撤去させていただきました。

15年少し前から流行り出した　平瓦という物になります。
　当社では以前にもっこの平瓦の施工不具合を見つけ補修させていただいています。
　一般の瓦に比べて水の流れ方が違うようで　施工初期の現場では　水切りの施行が満足にできていない現場が有るようです。
　ちょうど　写真の真ん中の谷樋という部分が怪しいと踏んで確認しましたが、そうではなくケラバという　斜めに上がっていく部分の水切りの不具合地うことが瓦をめくる前にわかりました。

分かれば　後はめくるのみ。
補修に必要な分をめくってみます。
どんぴしゃり。めくった中に　水道を確認できました。水がどこから、どうして　どのように流れたか。これがわかれば補修が可能です。
　瓦をはじめ外壁内部、屋根裏という場所はお客さまにはなかなか直に見ていただけません。
ですから、できるだけ多くの画像を取り、お客さまへの報告をさせていただくようにしています。

今回は　足らなかった水切りを増やし、さらに施工上問題のある部分を修復してもう一度瓦を伏せさせていただきました。
　そのご、腐ってしまった木部をすべて変えることはできないので新しい気を添えたり、部分的に交換したりして直し。軒天をふさぎ直して塗装させていただきました。

残念ながら　今回直させていただいたところが一番ひどかっただけで　他の部分の工事方法は同じなのでそのうち同じことが起こってしまうかもしれません。
　次回　外壁塗装工事の際にすべての足場をかけての対応をさせていただくようにお話をさせていただきました。
　Ｈ様、この度は当社を信頼いただき、家のかなめである屋根の補修をご依頼いただき誠にありがとうございました。
　また、ゆっくりお茶をいただきに伺います。