先進的マドリノベという補助金が昨年からございます。
窓を断熱化してくださいという事業なのですが、内窓の設置が非常に多くなっております。
しかし、内窓って窓を2回開けなくてはいけない。また、そもそも 今の窓が古く開けにくくなっていることは改善されません。
そうなると 窓をカバー工法で交換しましょうという話になるのですが、その際 先進的マドリノベを使用するには樹脂サッシを使う必要があります。
でも、この樹脂サッシ 今までは 横幅2m60cm 高さ2m23cmまでしか製作できませんでした。
そうなると、広縁の2間欄間付きの掃き出し窓は内窓を設置するしか 補助対象にならなかったんですよね。
しかーし! 今年 この悩みを解決するサッシが発売されました。
マドリモ 樹脂窓ハイブリッド専用枠。
今までは 枠も樹脂製でしたので製作できなかったのですが 枠はアルミ製にして 障子部分を樹脂窓にするという画期的なリフォーム窓です。
厳密にいうと完全樹脂窓よりは 断熱性能は落ちますが しっかりと先進的マドリノベAグレード基準はクリアしております。
更に今までは下枠段差が 50㎜近くあったのですが新しいものは 29㎜mになりました。
このサッシが出ることはわかっていましたので ご要望頂いたお客様に 昨年滅よりお待ちいただき、発売日に早速手配をさせていただきました。
築40年以上で もうサッシが動きが悪く クレセントもかかっているかどうか怪しい状態でしたので交換してほしいとのこと。
本当は 新しいサッシで年を越したかったのですが そこは 絶対後悔させませんとお話をしてお待ちいただいたわけです。
早速欄間の無目をカットして 解体し 新しい ハイブリッド枠を収めさせていただきました。
当社としても 初めてやりますから 少しだけ戸惑うことも在りましたが 無事に 取り付け完了です。
欄間がなくなった分 すっきりしましたね。
室外側は プラチナステン色。
樹脂障子なので 框が太く 立派に見えますね。
室内側は 木目クリア で和室らしい色にさせていただきました。
実は 今までの樹脂枠では収まらなかった部分がもう一つ。
いままでの枠は 枠の見付け(サッシの奥行)が132㎜あったので 壁厚の薄いお家では室内側の窓枠が収まらなくなてしまっておりました。
しかし、ハイブリッド枠は 117㎜あれば収まるようになったのです。
たかが15㎜されど15㎜。
この窓早速 室内額縁小を使ってぎりぎり納められました。
本当は この室内額縁小を使いますと 下枠部分も辞し枠でまわらないと収まらないのですが、そこは 技術力で 下枠部分に段差が滑らかになる 木質系下枠を設置させていただきました。
この後、広縁の床の張替えもさせていただきます。