以前 リビング等の窓の断熱工事をさせていただいたお客様からの連絡で トイレの後ろの壁にカビが出てきたんだけど漏水とかではないか?という ご相談を受けました。
今年は 長雨があり カビにお悩みのお客様が非常に多いです。おそらく 多湿と温度差による結露ですよ。という話をして各種点検をしましたが 漏水はない状態でした。
しかし、結露の原因を解決しないとこの先も不安ですよね。
サーモカメラで確認したところなぜか 便器後ろ 窓下の所が非常に冷たいことがわかりました。
これは断熱不良が考えられます。
もしかしたら、断熱材の入れ方が悪く隙間ができているので 冷気が入り込んでいるのかもしれません。
お客様と相談の結果 エコカラットを使って調湿と消臭をしたいとのことでした。
で、当社の提案は 壁を一度室内から壊して 断熱材の確認、入れ替えとその壁一面にエコカラットの施工、寒いジャロジーの窓の改修、子の工事ではどうしてもトイレの脱着を伴うのでついでに トイレも変えませんか?ということでした。
ご予算の関係で トイレはそのまま戻すことになり工事を着手いたしました。
トイレを朝一番で 外してもらい 壁を壊しましたが、やはり古い断熱材で柱間に入れてあるだけ 上部に隙間もありました。昔はこれでよかったんです。断熱材は入っていればよい的なところもありましたので。
旧い断熱材を撤去して 新しい断熱材に入れ替えます。
今はいろいろな断熱材がありますが、この工事の場合断熱マットを入れることが工期等を考えても最適と考えました。
当然、断熱材の隅は柱に止めて隙間をなくすように施工します。
これで、壁面の断熱は向上できます。
プラスターボードを貼りなおして エコカラットの施工に移ります。
エコカラットも自社施工をさせていただきました。
平板であれば 向きや位置を考えなくても貼れるのですが お客様が選ばれたエコカラットは 模様付でしたので 頭をちょっと使いました。
平板なら 窓横の狭いところなどは 端材でおさまることろですが柄をそろえなくてはいけないのでここのために1枚の板を使います。
また、 一番目に付く 窓下に切材を入れるのはデザイン的に良くないので一番下に切材が来るように割り付けしています。
換気扇の裏の丸穴は少し苦労しています。
1日目は 壁まで工事をして トイレを復旧しました。
トイレが 1か所しかないお家ではとにかく時間勝負になります。
窓の工事だけなら、何とかトイレがあっても工事はできますので 2日目はトイレをつけたまま 窓の工事に入ります。
ジャロジーの窓にお困りのお客様は非常に多く 当社でもジャロジーの窓のマドリモ工事を多くやらせていただいております。
わたしは ジャロジーの窓から 横滑りという 窓の上を支点にしたが悪窓をよくお勧めするのですが今回は お客様のご希望もあり 引き違い窓に交換させていただきました。
ジャロジーの窓は 換気性能は非常にいいんですが 当然のように寒いんですよね。
窓の工事自身は 半日で終わります。
マドリモ アルミ樹脂複合窓 引き違い にLow-e 型ガラスを使用して 室内側は今までの窓枠を残しつつ樹脂材で窓枠まどをカバーさせていただきました。
せっかくこうじしたエコカラットをきれいに見せるために 木質系の窓枠をやめました。
仕上がりはこんな感じになります。
これで、寒さ、湿気、結露、臭いの対策はばっちりだと思います。
O様
今回も 当社へご依頼いただき誠にありがとうございました。
エコカラットの貼り具合にも 非常に満足いただきうれしかったです。
窓も断熱化されましたのでこれでカビのお悩みも なくなることともいます。
今後ともよろしくお願いいたします。