築10年から25年くらいのお宅には多いのではないでしょうか。
水周りに使われている ジャロジーという窓。
換気がしやすいということで良く使われていました。
10年ほど前からはこの窓もガラスを2枚づつにしたタイプも出ていますがそれでも ガラスとガラスを合わせて閉めるだけなので気密性は良くはないですね。
気密性が悪いということは 常に窓が少し空いているようなもので当然寒いわけです。
ユニットバスを交換するタイミングでこの窓を交換する方も多いということはやはり寒さにお悩みの方が多いのですよね。
でも、ユニットバスまで手は出せないし、お風呂は寒いから何とかしたいし。。。
ということで、一番寒い窓部分だけを交換したらいかがですか?というご提案になりました。
通常、ユニットバスに組み込まれている窓なのでこれだけを交換するということは非常に困難になります。
しかし、カバー工法なら できてしまうのです!
その前に 窓部分がどれほど寒いのかサーモカメラで撮影させていただきました。
壁部分は18℃あるのに窓は13℃。
この時 浴槽にはお湯が入っている状態でした。
お悩みは 浴室の寒さもさることながら、浴槽に貯めたお湯がみるみる冷めていくことでもありました。
浴槽はこの窓のすぐ下にあります。
冷気は下に行きますので、お湯があるところにどんどん冷気が流れていたわけですね。
では、どんな窓がいいのかということになりますが、とにかく気密性の良い窓。断熱のとれるガラス。ということで片開き窓を選ばせていただきました。
残念ながら外側前面にある格子は外すことになってしまいますが、引き違い窓より開き窓の方が気密性が高まります。
その中でも 風を翼のように受けて取り入れやすい片開き窓。道路面に丁番を持ってくることで開き方によって視線を遮れます。
片開き窓には カムラッチと言って手で押して開ける窓とオペレーター式と言ってハンドルをくるくる回して開ける窓がありますが オペレーター式の方が防犯上も安心だとおもいます。
面格子が無くなった防犯面は 防犯ガラスを選択し安心感を確保しております。
選んだ窓の種類は YKK APの誇る樹脂窓 APW330シリーズ
当然ガラスはLow-eです。
室内側はこんな感じに成ります。
たしかにガラス部分は非常に小さくなった感じはありますが思ったよりも暗くはなってはいない印象ですね。
白い部分がふえたのでむしろ清潔感が増して良かったとも言っていただけました。
ただ、1点。窓の下部分にものを置けるスペースがなくなったことだけが残念と言われました。
こればかりはすいません。窓の断熱性のための犠牲ですね。
工事完了後お話を伺うと、やはり浴室が寒くなくなったといわれました。
お風呂のお湯も以前のようにすぐに冷えてしまうことが無くなり入浴中に追い炊きしまくることも減ったようです。
追い炊きが減れば当然光熱費も下がりますので経済的に助かりますね。
今の浴槽は断熱浴槽や断熱壁もあるので 浴室をリフォームするのが一番いいですが簡単には出来ないですものね。
T様 この度は当社での窓工事誠にありがとうございました。